サックスを演奏するには様々なアクセサリーが必要です。
まずマウスピース、リード。リードを止めるリガチャー。
今日話題にするのは、サックスを首からぶら下げるためのストラップ。
私はRAY HYMAN(レイハーマン)のスリムラインを長年愛用しています。
最近はあまり使用している人を見かけなくなりましたが、一昔前は「名品」として様々なプレイヤーの間で愛用され続けてきました。
先日、ライブ前に長さ調節部分のプラスチックにヒビが入っているのを発見。
その日は応急処置でヒビ部分にテープを貼り事なきを得ました。
しかしこのまま使用するのも危険なので、手元にあった別メーカーのものを代用してしばらく使用していました。
すると、、
今までうまくいっていたセッティング(マウスピース、リードなど)に疑問が生じ、
さらには楽器も調整が必要なのでは?というような感触に。
これはおかしいなと思い、愛用していたストラップを再度装着。
すると以前の良い感触が戻ってきました。
そんなわけで新品のRAY HYMANストラップを注文。
ストラップで音が変わるという話は聞いた事があったのですが、ここまで影響するものだとは!
楽器の「鳴り」、つまり楽器からの倍音成分が全く異なるのです。
楽器は良い鳴りを続けているとその振動が定着して更に鳴りが良くなっていくものです。
逆もまた然りで、悪い振動を与え続けているとその鳴り方が定着し様々な不具合が生じる、というわけです。
サックスを始めて約23年経ちましたが、まだまだ知らない事が沢山あるのだな〜と思いました。
サックスを演奏する事、それはとても奥深く、飽きる事のない素晴らしい世界です。
あなたもそんな素晴らしい楽器を始めてみませんか?